インテリア雑誌には必ず載っているといっても過言ではないルイスポールセンのPH5。
名前は知らなくともドラマの小道具などで見たことがある方も多いのではないでしょうか?
私は初めは名前も知りませんでした。
インテリア雑誌で見かけオシャレなライトだな、と思い検索してみると
お値段なんと10万円以上…!
当時はお家を建てる前だったこともあり、
照明に10万円以上かけられるなんて住む世界が違う!と諦めた記憶があります。
しかし家を建ててからしばらく経つとダイニングテーブル上の照明が気になるようになりました。
ダイニングテーブルの照明は旧宅から持ってきた物をそのまま使用していました。
天井付けのライトだったので旧宅より天井高い新居でこのタイプの照明だとテーブルの上が暗く感じたのです。
そこでオシャレなペンダントライトに交換したい!と考えた時、
真っ先に思い浮かんだのが憧れのPH5でした。
しかしお値段10万円以上の照明、私の独断では購入できません。
妻を味方につける必要があります。
ところが妻もダイニングテーブルの照明を変えたいと考えていたようで意外とあっさり了承を得ることができました。
案ずるより産むが易しとはこのことか!
といっても高額な商品には変わりありませんので、憧れのPH5が本当に我が家のインテリアに合うのか考える時間も必要でした。
そこで半年間、月2万円づつ貯金をして購入資金が貯まってから購入するということに決めました。
2023年7月からルイスポールセン製品の価格改定がありました。
どんどん値上がっているため新築用に先に準備しておくのも賢い選択ですよ。
購入後無料で1年間保管してもらえます。
Contents
購入前にPH5について知っておく
憧れのPH5だけど、実は詳しく知らない!
ということでPH5についてリサーチしました。
そもそもルイスポールセンって?
恥ずかしながらずっと人の名前だと思ってました 笑。
ルイスポールセンは、1874年に創業したデンマークの照明器具メーカー。優れたデザイナーや建築家との密接なパートナーシップによって、世界トップクラスの照明メーカーとして確固たる地位を築き、住宅、建築、街並みのための照明ソリューションを世界中で提供しています。
ルイスポールセンは単にランプをデザインするだけではなく、人々が心地よいと感じる光をかたちづくってきました。機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。
デザイナー ポール・ヘニングセン
デザイナーのポール・ヘニングセンについて調べてみました。
ポール・へニングセン(1894年~1967年)とは、デンマークを代表する建築、照明のデザイナーです。社会批評家として、新聞や雑誌等でも活動を展開しました。
デンマークのフレデリクスベアのテクニカル・スクールや、コペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学んだあと、最初は建築士としキャリアをスタートさせましたが、主に照明分野のデザインを手掛けるようになりました。
照明器具の「PHシリーズ」が最も有名で、独特のカーブを採用したシェードと内部の反射板を精巧に組み合わせることで不快な眩しさを抑えた「PH5」、72枚すべてのシェードに光源の光が正確にあたり器具自体を照らす美しい間接光も楽しめる「PH Artichoke」、PHランプをリデザインしたフロアランプ「PH 3 1/2 – 2 1/2 Floor」など、世界中で愛されている名作が数多く残されています。
SUUMO住宅用語大辞典
ポール多才過ぎるやろ!
元々は建築士で照明のデザインだけでなく社会評論家としてライターの仕事もしていたみたいですね。PHってポールヘニングセンってことだったのね…!
見た目だけではなくて光自体をデザインすること大切にしていたのね。
PH5について
ポール・ヘニングセンの傑作のひとつPH5について
1958年の発売以来、世界中で愛されている傑作ペンダントライト「PH 5」。北欧照明だけでなく、現代の照明を代表する最高傑作のひとつであり、60年以上が過ぎた現在も雑誌やテレビで取り上げられる不朽の人気照明です。一度見れば忘れられない、特徴的なシルエットは、デザイナー、ポール・ヘニングセンの“光をかたちづくる”という革新的取り組みの結晶。外側のどこから見ても電球が見えない独自設計のシェードは、対数螺旋と呼ばれる数学的なカーブにより、光源を眩しさの抑えられた優しい光へと調律し「自然光のような暖かさ」「黄昏の日差し」「陽だまりの心地よさ」など様々な表現で称えられる独特のあかりを生み出します。単なる形態だけのデザインにとどまらず、人と空間を美しく見せ、幸せに暮らすことができる光を醸し出すよう設計されていることから、PH 5はしばしば「モダン照明の父」とも呼ばれています。
ヤマギワオンラインストア
見た目だけでなく光まで計算されたデザインなんだ…実物を観てみたい…!
PH5について知れば知るほど実物の光を体験したくなりました。
PH5の実物はどこで観れる?
大塚家具で取り扱いがあるようです。しかも大塚家具ではPH5も割引してくれるらしい。
ということでお邪魔したのは大塚家具名古屋栄ショールーム。
入店するなりコンシェルジュの方が対応してくれました。
さすが高級家具店!
この日は下見だったためPH5が展示してある場所だけ教えてもらい、ひとりでのんびりと店内を回らせてもらいました。
そしてPH5と御対面。
すごい!ほんとに光源が見えない!そして光が柔らかい感じがします。
多くの色が実際に展示してあるので目移りしてしまいますが、ポール(友達みたいに呼ぶ)が光の色までこだわってデザインしたという一番ベーシックなモデル、クラシックホワイトがやはり気になりました。
光の色が他のカラーのものとクラシックホワイトだけは違いました。
外観はほぼ白で金具部分で鮮やかなブルーの差し色が入っています。しかもこのブルーの装飾ははただの飾りではないのです。
外観からは分かりませんが、見えない内部は真っ赤に塗られていて、内部の赤と金具部分の青が光に作用して夕暮れ時の絶妙な色を再現しているそうです。
対数螺旋のカーブといい、シンプルな形、色の中に実用的な工夫が詰め込まれています。まさに機能美という言葉がぴったり。
ガッツリと心掴まれて帰ってきました。
PH5購入から設置までの奮闘記
PH5の箱が結構大きくて運びずらいのでインターネットでの購入が便利だとは思いますが、当時は割引もあったため我が家は大塚家具へ直接買いに行きました。
現在大塚家具のPH5値引き率が当時よりも悪くなっている可能性が高いです。
PH5どこで買うのがお得?
購入資金も貯まったし、さあ!買うぞ!
結論から言うと私は大塚家具で購入しました。
しかし思わぬ事態が…
下見に行ったのは2021年8月でした。で購入は2021年12月。
なんと大塚家具でのPH5のお値段が変動していたのです!
114400円の20%引きで91520円(2021年8月時点)
124300円の15%引きで端数落として105000円(2021年12月時点)
現在の定価は159500円のようです。(2024年8月26日現在)
8月の時点では楽天よりも安いと思っていたのに…
しかも2022年1月から割引率がまた下がると店員さんは言っていました。
大塚家具で買うよりもインターネットで購入した方が安いです!
間違いなく正規品が買えるという安心感があるので大塚家具ももちろんお勧めですが、
(実店舗で買う方がやっぱり気分が良いです。庶民なんで 笑)
楽天マラソン期間に楽天で購入するのが最もリーズナブルに購入できます。
PH5自体が値上がりしてしまっていますがポイントバック含めると楽天がお勧めです。
現在どこも品薄状態のようで、楽天、Amazon、ヤフーショッピングなど品切れの場合が多いです。
ルイスポールセン正規販売店 住まいの照明 ラ・ヴィータではいつでも在庫が充実しているので一度チェックしてみてください。正規販売店なので間違いなく本物が手に入ります。
現在楽天では中古品しか販売されていないようです。
ルイスポールセン正規販売店 住まいの照明 ラ・ヴィータだと在庫が充実していて3年保証もついてきます。
運がいいとアウトレット品が出品していることも…!
アウトレット品チェックはコチラから確認できます。
箱のつぶれだったり撮影用で点灯した商品がお買い得に買えちゃいます。
さらにコードリールもついてくる上に、購入した後でコードを切りたい場合も対応してくれます。
コードは切る?切らない
結論、我が家はコードを切るのはやめました。
その理由はコードを弛ませて設置したかったから!
最初雑誌をみて憧れたPH5もコードを弛ませて設置してあったのです。
なんというかこなれ感がとてつもなくお洒落に感じました。
ちょうど我が家のシーリング取り付け位置はダイニングテーブルの中央ではなかったのもあって弛ませて設置することにしました。
ダイニングテーブルが決まっているならテーブルの真ん中にライトが来るように設計してもらえばよかったな。
しかしPH5のコードの全長は1910㎜。そしてルイスポールセンの推奨する卓上からの高さは60センチ。我が家の天井高は2400㎜。ダイニングテーブルの高さは70センチ。
弛ませて設置するにしてもコードが余ってしまいます。
大塚家具の店員さんにもコードカットの相談をしましたが、
その店員さんがコードカットしたことを後悔している話をしてくれ我が家はコードリールを使うことにしました。
店員さんは住んでから長さを変えたくなってしまったことがあったらしいのです。
たしかに公式が推奨する高さ60センチって結構低いんです。
我が家は現在68センチの高さで設置していますが、それでもたまに頭をぶつけます。
60センチの長さでコードカットしていたら後悔していたかも?
我が家は68㎝の長さで満足していてこの高さで設置してから高さを変えたいと思ったことはありません。
コードリールの存在はやはりない方がすっきりするので、設置高さに自信がある方はコードカットしてもらった方がいいかと思います。
ちなみに大塚家具でコードカットを依頼すると5000円程度かかるそうです。
コードリールは500円ほどで購入できます。
コードカットは最悪、後からでもできるのでまずはコードリールを試してみるのが吉です。
ルイスポールセン正規販売店 住まいの照明 ラ・ヴィータならPH5を購入するとコードリールがおまけでついてきます。
更に購入後にコードを切りたくなった場合でも対応してもらえるので安心。
新築完成前でも購入後無料で1年間保管してもらえるので値上がり前に抑えるのが吉。
コードを弛ませての設置方法
我が家は天井のシーリングライトのアダプターの位置がダイニングテーブルの中心とずれています。そのため天井にフックを設置してPH5のコードをひっかけてダイニングテーブルの中心に合わせています。
PH5に天井取り付け用フックが付属していましたが、ネジ式で天井に下地がないと設置するには不安でした。
そこで、新たに天井石膏ボード用のフックを使用してひっかけました。
PH5のコードは結束バンドでまとめひっかけるための輪を作りました。
そんなこんなでようやく設置したPH5がこちら。
うーん、美しい。コードの弛み具合も理想通りです。
まとめ
設置してから半年以上経ちますが、天井フックも問題なくコードの長さも変えたいと思ったことはありません。結果論ですがコードは切ってもよかったかもしれません。
購入の検討をされている方は是非店舗でPH5の実物を見てください。
デザインの無駄のなさ、美しさに感動しますよ。
やはり類似品とは作りこみや存在感が違います。
PH5は現在品薄で楽天だと購入しづらいです。
ルイスポールセン正規販売店 住まいの照明 ラ・ヴィータが正規品で在庫も豊富です。
またコードリールがセットになっていること、コードカットも対応してもらえます。
コードカットはなんと購入後でもOKという神対応!
物価高や為替の影響でPH5の値上が続いています。
上がっても下がることはないため新築用に先に準備しておくのも賢い選択ですよ。
購入後無料で1年間保管してもらえます。
ルイスポールセンというブランドに多くのデザイナーが協力していたんですね!
ではPH5は誰のデザイン?