我が家は家を建てる土地を持っていなかったため、土地を購入する必要がありました。
家づくりを始めた頃、家を建てる土地を持っていたり譲ってもらえたりする人が正直羨ましかったです、たれお(@tare0talshil)です。
でも土地をなんのしがらみもなく(予算はありますが…笑)自由に選べる!という風に考えるとこれはこれで幸せだと思えます。
土地を買う経験も人生でしない人もいるだろうし、貴重な経験ができてなんだか得した気分です。
この記事では我が家が土地を探す時に重要視したポイント、住み始めてから感じた土地の良い点・悪い点をご紹介します。
家を建てる土地を探す際の参考になれば幸いです。
土地選びで重要視したポイント
土地の価格
なんだかんだ言って一番重要なのは価格でしょう。無い袖は振れませんからね。
土地を探す前に家を建てるのにいくらかかるか、ローンはいくらまでであれば返済していけるか把握しておきましょう。
特にローンは借りられる額ではなく無理のない返済額になるよう借りることが重要です。
そしてそれらを踏まえて土地にどれだけお金をかけるのかを決定しましょう。
希望するエリアの価格帯が予算より高い場合は、エリアを広げる、予算を増やす、土地の広さを小さくするなど工夫しましょう。注文住宅という選択をやめて建売住宅を購入するという選択肢を増やすのもアリです。
夫婦間でよく話合い、どの部分を重要視するのか意見をすり合わせておくことがスムーズに家づくりを進める秘訣です。
お金の話って夫婦でもなかなかしづらいですし、喧嘩みたいになることもありますが、たくさん話あったおかげで我が家は後悔ポイントも少ないです。それに家づくりを夫婦で協力することによって夫婦としての絆も強まったと感じます。
妻の実家からの距離
子育てをしながら共働きを続けていくとなると妻の実家に近いところが良いなと考えていました。ちなみに僕の実家は県外になります。どちらにせよ妻の実家に近い方が妻が頼りやすくてなにかと便利かなと思います。
問題は妻の実家の近くは土地がなかなか出てこないと言われていることでした。
そのため少しづつ範囲を広げていくことにしました。
結局実家と区は違いますが徒歩13分の土地を見つけることが出来ました。
通勤に便利であること
自家用車は一台持ちで普段は保育園の送り迎え、通勤に妻が車を使う予定でした。
しかし妻の実家の近くに住むとなると僕の職場までの距離が遠くなってしまいます。せめて通勤の負担は軽減したいと思い、職場の最寄り駅まで乗り換えなしでいける地下鉄の駅沿いが理想でした。自動車2台持ちにするという手もありましたが、固定費が増えてしまうこと、駐車スペースが2台分必要になることと子ども大きくなって高校や大学に通う際に時に駅に近い方が便利だろうと考えました。
結果、乗り換えなしで通勤できる駅まで徒歩13分、自転車を使えば5分かからない土地を見つけることが出来ました。
土地選びで妥協したところ
希望通りいった部分もあれば諦めて妥協した部分もあります。
すべてが理想通りの土地は存在しない、もしくは生きている間に出会えない可能性が高いです。
そのためどういったところを重要視するのか、どの部分は妥協してもいいのか決めておく必要があります。
以下で我が家の妥協ポイントを紹介します。
妥協ポイントですがしっかりと納得した上で決めたため後悔はありません。
土地の広さ
希望するエリアでは坪単価が高すぎて小さな土地しか選べませんでした 笑。
というか小さい土地でも予算ギリギリ、なかなか良い土地は出てこないうえにどんどん売れていきます。
小さな土地に3階建ても視野にいれていましたが、最終的に31坪の土地に2階建ての家を建てることができました。
住み始めて思うのは3階建てにしなくてよかった…!ということ。
僕は今まで実家は平屋だし、アパートも3件とも1階にしか住んだことないんですよね。
2階に上るのがほんとにギリギリでした 笑。
そして土地が狭い方が固定資産税も安いところも利点ですね。
学区
僕はもともと今住んでいる地域の人間ではないため、あまり気にしていませんでした。
しかしずっとこの土地に住んでいる妻や妻の家族は気にしているようでした。
購入した土地の学区の中学はあまり評判が良くない様子。
最終的に子どもが進学する時、気になるようであれば中学受験も視野にいれようという結論に達しました。本人は小学校の友達と同じ中学に行きたいかもしれないですし、こればかりはその時になってみなければ分かりませんね。
どうしても学区の中学に通わなければならないわけではないのでこれも諦めがつきました。
ハザードマップ
最近の災害の多さから気にする方も多いのではないでしょうか。
我が家も最初は気にしていたのですが、住みたいエリアでハザードかかってない土地がほとんどなかったのです。ハザードマップ気にし始めたら通勤に不便なところか予算が跳ね上がるという…。
少しくらいハザードマップにかかっていても家づくりで不安要素を補おうという結論になりました。
購入した土地は内水浸水の危険がある地域ですが、盛り土でGL(地盤の高さ)を上げて貰うこと、基礎を深基礎にしてもらうことで家の高さを上げてもらうことで妥協しました。
一応火災保険の水害保険にも加入しています。
そして液状化のリスクに備え、小口鋼管杭での地盤補強を施してもらいました。
一条工務店の場合、地盤調査を無料で実施してくれます。そしてかなりしっかりとした補強を提案してくれます。
我が家は地盤ゆるゆるな土地を覚悟していましたが、地盤調査の結果数m下に固い地盤が存在したようで小口鋼管杭での補強となりました。
個人的には固い地盤が見つからずソイルセメントでの地盤改良になると思っていたので少しだけ安心しました。
ソイルセメントの方が撤去する際に大変だという情報を見ていたため、その点でも小口鋼管杭で良かったです。
地盤補強などで地中に埋設した柱は土地を手放す際には撤去する必要がありますので注意が必要です。
準防火地域
準防火地域では玄関ドアや窓ガラスなど防火仕様のものを採用する必要があります。
そのため建築費が通常より高くなる傾向にあります。
避けられるのであれば避けた方がいいのですが、私達の場合は希望するエリアはすべて準防火地域になるためこれは最初から諦めていました。
もし希望するエリアが準防火地域の方は建築費用が通常より余分にかかることを頭の片隅においておきましょう。
住み始めてからの住み心地はどう?
納得して購入した土地。実際に住み始めてから気が付いたことを紹介していきます。
我が家の土地の良い点
利便性が良い
歩いて行ける距離にスーパー、コンビニ、ドラッグストア、病院があります。
しかも病院は歩いていける範囲に小児科、内科、眼科、皮膚科、歯科、総合病院と無敵のラインナップ。
飲食店もいくつかありますし、車に乗れなくなっても問題なく生活出来そうなところも魅力です。
駅も近く、バスも通っているため子どもとのおでかけも楽々です。
僕が平日休みの日は息子とバス旅か電車旅を楽しんでいます。
子どもが大きくなって高校や大学に通う際にも便利そうです。
前面道路が広く、交通量が多くない
家の目の前の道路は一方通行ですが幅が8mと広いです。
そのため交通量も少なく、駐車する際もストレスがありません。
それでいて大きな道路へのアクセスも良好です。
道路に関しては大満足です。
土地と車道との間に歩道がある
車道と我が家との間に歩道があるため子どもの飛び出しが軽減できて安心です。
車を駐車するために歩道の切り下げ工事にお金がかかりましたが、歩道はあって良かったなと思います。
南側が月極駐車場のため陽当たりが良い
家の南側が月極駐車場のため、日光を遮るものがなく陽当たり抜群です。
ただいつまで月極駐車場のままか不安は残りますが…
いつも埋まっていて、周りには駐車スペースのないお家もたくさんあるため、需要はまだまだありそうです。
どうかいつまでも駐車場であってください 笑
ご近所さんが良い人
これは本当によかったです。我が家の買った土地は分譲地ではなかったためどんな人が住んでいるか不安でした。(分譲地も子育て世代の人が多いというだけでどんな人か不安だというのは同じかもしれません)
地鎮祭の際にHMの営業さんとご近所さんに挨拶周りに行きました。
手土産は営業さんが用意してくれました。
その時に顔は合わせていて、皆さん良い人そうでしたがやはり実際に住み始めてみるまでは不安でした。
住み始めてからは色々な人が気にかけてくださって、とても住みやすいです。
公園が近い
公園まで1分もかからずにいけます!子育て中の我が家にはとってもありがたいです。
そして近いけど公園での子ども達の声は聞こえてこない絶妙な位置なのです。
家に広いお庭がない分公園が近くにあってよかったなぁと感じます。
我が家の土地の悪い点
土地が狭い
買う時に狭いのは覚悟していたけどやっぱりちょっと狭いです 笑
家の広さ(建坪約30坪)には全く不満はないんですが、お庭がもう少し広かったら自由に子どもを遊ばせられたのになと妻がよくぼやいています。
それから家庭菜園なんかもやりたかったです。
とはいえ土地が狭いのはもうどうにもならないため、現在は家の南側の狭いスペースにベンチとプランターで家庭菜園を楽しんでいます。
春にはアゲハチョウがレモンの木に卵を産みにきてくれたり、野菜を子どもと収穫したりと狭いなりに楽しんでいますよ。
午前中の陽当たりがいまいち
東側の建物が3階建てのため午前中の陽当たりがいまいちです。
東側に窓はほとんど付けなかったため明るさは問題ないのです。
しかし午前中のソーラーパネルの発電量が少なく感じます。
しかし電気料金が高騰している昨今、ソーラーパネルと蓄電池をセットで設置してよかったなと感じています。
売電単価は下がっていますが、自家消費で元がとれると私は考えています。
災害時の安心にもつながりますしね。
まとめ
土地探しをしていると『100点の土地はない』と言う言葉をよく聞きますが本当にそうだなと感じます。
70点を超える土地があれば買いです。
ただどの要素が30点分になるのかは人それぞれです。夫婦間でも意見が分かれることもあると思います。
そんな時には夫婦でじっくりと話し合ってください。その時間こそが満足できる土地を見つける最大の力になるのですから。
実際に我が家も諦めたポイントがありますが、夫婦間でよく話し合ったため住み始めてから後悔はありません。ここがこうだったら良かったのに!という欲は出てきますけどね 笑
すてきなお家が建ちますように…
それではまたお会いしましょう。
後悔しない家づくりのために複数社検討しよう!
土地も比べてることが大切ですが、家だって比べて選んでください!
ひとつのハウスメーカーにこだわるのではなく色々なハウスメーカーや工務店を検討してみることが家づくりの後悔を減らすポイントです。
しかしひとつひとつの工務店、HMと予定を調整するのは手間です。
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検討していたHMを断るのはなんだか申し訳ない気持ちで苦手でした。
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あなたの理想の住まいが建ちますように…
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