2022年10月に法改正もあり男性の育児休業も取りやすくなりました。
とはいえ、男性で育休を取る人はまだまだ少数派であることに変わりはありません。
僕自身、育休を取る前は色々不安な気持ちもありました。
しかし育休を取り終え復帰した今の気持ちは本当に育休を取ってよかった!というものです。
育休取得を悩んでいる人の背中を押せるよう僕自身の育休体験談をまとめました。
この記事を読んでひとりでも多くの人が育休を取得し、男性も育休を取るのが当たり前の世の中に変わっていくことを願います。
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Contents
男性育休を取ろうと思った理由
僕が育休を取ろうと思ったのには4つの理由があります。
- 家族揃って生活する時間の短さを知ったから
- 妻と子に暖かい家で過ごしてもらいたいと思ったから
- 会社で育休を取得している社員がいたから
- 育休というものを経験してみたかったから
以下で詳しく説明していきます。
妻と子に暖かい家で過ごしてもらいたいと思ったから
第一子出産の時は賃貸暮らしだったこともあり、妻の実家に里帰りしてもらっていました。
しかし、家を建てた今一番快適なのは自宅です。
特に出産予定が11月だったこともあり、出産後は暖かい自宅で過ごしてもらいたいなと考えました。
僕が育休を取ってしまえば里帰りしないで暖かい自宅でゆったりしてもらえるんじゃないか
一条工務店の家を建ててから完全に我が家が一番になりました…!
家族揃って生活する時間の短さを知ったから
父親:3年4カ月
母親:7年6カ月
これはバラエティー番組『チコちゃんに叱られる』(NHK総合テレビジョン)で紹介された『我が子と生涯で一緒に過ごす時間』です。
僕はこの数字を知った時、衝撃を受けました。
しかも子どもが小学校を卒業するまでにこの時間の半分以上が過ぎ去ってしまうのです。
この情報を知った時、子どもと少しでも長く過ごしたい、育休を取りたいと強く思いました。
会社で育休を取得している社員がいたから
会社で以前に3人ほど男性で育休を取得していた社員がいました。
ちなみに僕の働いているのは従業員数200人程度のいわゆる中小企業ですが、福利厚生は手厚いと感じています。
厳密には福利厚生が手厚いというより社員思いの会社と言う方が近いかも。
子どもが生まれたのが4人で、その中の3人が育休を取得していました。
世の中の男性の育休取得率が13.97%に対して脅威の75%という取得率。
既に育休を取得している男性社員がいることは育休取得のハードルをかなり下げてくれました。
育休というものを経験してみたかったから
僕はこれからの若い人たちは育休を取ることがスタンダードになるだろうと予想しています。
そうなった時に、自分自身が育休を経験していれば見える景色や対応が違うのではないかと思いました。
新しいものはどんどん取り入れられる柔軟な考えは持っていたいと思います。
これから取る人が増えることを考えると自分も経験しておいた方がいいと考えました。
育休を取るため事前にしたこと
育休取得の2カ月前に直属の上司の一人には伝えました。
ただこの時点では期間は曖昧で1カ月半くらいと伝えていました。
出産が計画帝王切開と決まった後は育休を取得予定日を上司と相談しました。
結局、出産日は予定より早くなってしまったので予定通りはいかなかったんですけどね。
結局産まれてから10日後から育休に入らせてもらうことになりました。
もともとの計画帝王切開の予定日より1週間くらい早く育休に入ったわけです。
出産は必ずしも計画通りにはいかないため、引継ぎなどもっと早めにやっておくべきでした。
妻の体調が優れなかったこともあり、少人数にしか伝えていなかったことが後悔ポイントです。
取得期間とその理由
ボーナス支給月の最終日を含めて連続した1カ月以上の育休を取得すると賞与から社会保険料が引かれません。
賞与保険料は、賞与を支払った月の末日を含んだ連続した1か月を超える育児休業等を取得した場合
厚生労働省
に免除されます。1か月を超えるかは暦日で判断し、土日等の休日も期間に含みます。
出産予定日が11月だったこと、2カ月くらいは育休を取得したかったこともあり、12月の支給月も丸々休ませてもらうことにしました。
ついでに会社が休みの日も育休手当が支給されるので1月4日まで育休取得期間として設定してもらいました。
同じ休みでも育休期間に含めてしまえばその分育休手当が日割りもらえてお得です。
せっかくなら賞与の社会保険料が免除になる方が嬉しい…!
育休取得中、収入も減ることだし少しでも貰えるものは貰っておきたい!
育休中の話
育休取得期間中に感じたことを良いことも悪いことも書いておこうと思います。
会社には意地でも行かない
自宅から会社まで片道1時間近くかかるため極力会社にはいきたくありませんでした。
年末調整の書類、賞与の査定表を提出する必要がありましたが、WEBと郵送での提出で対応しました。
育休取得している社員に対する対応もまだ決まりきっていないため、こちらからやりやすい方法を発信する必要がありました。
はじめは取りに来てって言われたけどWEBで提出します。と乗り切りました。
文明の利器は全部使えばいいと思う。
普段出来ない体験が出来ました
育休中は上の子を歯医者へ連れて行ったり、予防接種に連れて行ったり今まで経験したことのなかったことを経験出来ました。
なにより家族揃って2カ月毎日生活するということ自体が奇跡みたいな体験でした。
もちろん子どもは可愛いんだけどノイローゼになってしまう親の気持ちも少し分かった気がします 笑。
僕が育休を取って親が2人そろっていることで 上の子も全力で甘えを発散させることが出来たと思います。
夫婦間の話し合いの時間が増えた
子どもと過ごす時間ももちろんですが、妻とこんなに長い時間一緒にいるのも初めての経験でした。
おかげで夫婦間の話し合う時間が増え、保険の見直しやお金の話、子どもの教育方針など普段離せない深い話が出来ました。
ちなみに育休中の目標は『完璧を目指さない!家族みんな仲良く!』でした 笑。
ずっと一緒にいましたが、予想外に喧嘩もなく仲良く過ごせました!すごい!
自分の時間は子ども達が寝ている時だけ
育休中予想外に自分の時間がありません。
僕の時間の使い方がヘタクソなだけかもしれませんが…。
自由時間は子どものお昼寝中と夜、子どもが2人とも寝ているときだけでした。
夜は9時ごろに子どもと一緒に寝落ちしてしまうため、下の子の最初の夜泣きで起きる夜中1時~4時くらいまで起きていて自分の時間にしていました。
その後4時からまた寝て7時の上の子の起床に合わせて起きるというスタイルが定着してしまいました。
上の子がばあちゃんの家に遊びに行っている時が一番自由だったかもしれないな
育休取ったのに賞与の社会保険料が引かれていた話
結論から書くと社会保険料は返ってきました。
育休中の賞与から引かれないはずの社会保険料が引かれていました。
個人的にとっても焦って調べまくったので同じような人の参考になれば幸いです。
2022年10月からのルール
2022年9月までは賞与支給月の最終日だけでも育休を取得すれば社会保険料が免除されていました。
しかし、社会保険料の免除を目的とした育休が横行したため2022年10月からルールが変わりました。
新しいルールは、ボーナス支給月の最終日を含めて連続した1カ月以上の育休を取得すること。
育休ちゃんと取得した人だけ賞与の社会保険料を免除しますよ~ということですね。
僕はこのルールを踏まえてボーナス支給月の最終日を含めて約2カ月間の育休を取らせてもらいました。
給与明細がくるまで分からない
そしてやってきた、賞与支給日!
いざ銀行へ!振込額を確認するも…あれ?少なくない?
育休取得したから減ってる?業績悪かったから?社会保険料引かれてない??
とパニックになりました 笑。
通帳の振込額だけでは社会保険料が免除されているのかどうか分からないのです。
会社に確認を
結局郵送で送っていただいた給与明細を確認するとバッチリ社会保険料が引かれておりました。
育休を終えて復帰後総務の方に確認すると、間違えていつも通りの処理をしてしまったとのことでした。
後日、振込で払いすぎた社会保険料が返ってきました。
育休に関するルールが変わったばかりということもあり、まだみんな慣れていないなと感じました。
もし社会保険料免除のルールに当てはまっているのに社会保険料が引かれていた場合は一度会社に確認してみてください。
育休復帰後の話
まだ復帰して間もないのでざっくりした感想を書いておきます。
会社のこと
育休お疲れ様でした。と声を掛けられることが多いのですがなんて返事するのが正解ですか 笑?
仕事は思った以上にスルッと戻れました。
ひとりいなくなってもなんとかなりますね。
会社なんだからそれが当たり前だけど、僕のいない間負担が増えていた同僚の方たちには感謝しかないです。
この恩はいつか後輩が育休取得する時に気持ちよく送り出すことで返したいと思います。
家庭のこと
上の子が甘え放題だったため、僕がいなくなって大丈夫かなと思っていました。
しかしそれは杞憂でした 笑。
僕がいない時は上の子が色々手伝ってくれるみたいです。
母と弟といる時はすごい良い子ちゃんなんだとか…
まとめ|育休を取得してよかった
子どもと過ごす時間が増えるのはもちろんですが、妻と将来について話す時間が増えるのもありがたかったです。
育休を2カ月も取得するというと長く感じるかもしれません。
しかしあと30年会社で働くとすると360カ月のうちのたった2カ月です。
そう考えると誤差みたいなものだと思えませんか?
悩んでいる人がいたら是非取って欲しいと思います。
あなたのその行動がこれからの世の中を良くしていくかもしれません。
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・男性育休を取るか悩んでいる人
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