外構の打ち合わせが家作りの打ち合わせで一番楽しかったたれお(@tare0talshil)です。
お家づくりで考えること、決めることがたくさんある中で後回しになりがちな外構。
ですが、早めに考えておかないと予算がなくなってやりたいことが出来なかったり、考える時間がなくて適当に決めてしまったりと後悔ポイントになりがちです。
こだわって建てたマイホーム、外構の出来次第でより素敵に見えたり、
逆に外構が残念だとお家まで残念に見えてしまうこともあります。
それだけのパワーが外構にはあると私は考えています。
今回は我が家が外構でこだわったポイントについて記事にしています。
お家づくり中、外構検討中の方の参考になれば幸いです。
Contents
オープン外構とクローズ外構
基本的に塀や柵などで周りを囲んだものがクローズ外構。塀や柵がない、もしくは塀や柵があっても跨げるくらい低いものの場合はオープン外構と呼ぶこともあるようです。
これに関して我が家は悩むことなく、オープン外構に決定しました。
玄関のある北側には霞窓しかないため外からの目線が気にならないことと、
車を駐車するためには我が家の土地の広さではオープン外構一択でした。
土地が狭く猫の額くらいの庭ですので、出来るだけ余分なものを設置したくなかったというのも大きなポイントです。
南向きのお家で庭が広く、リビングも南側にあった場合はクローズ外構を選択したかもしれません。
シンボルツリーの選び方
そもそもシンボルツリーを植えないという選択肢もあると思います。
管理が面倒、虫が苦手だという方は植えない方が幸せかもしれません。
我が家の場合、オープン外構で玄関ドアが道路に面しているため目隠し効果も期待しての採用となりました。
完全に家の中が見えなくなるわけではありませんが、アイキャッチ効果でシンボルツリーに一旦視線が集まるので家の中を見られにくくなりました。
偉そうに書きましたが、営業さんからの受け売りです 笑。
目隠しとしての採用ということもあって冬でも葉の落ちない常緑樹の中から選びました。
また外構の営業さんからのおすすめで『株立ち』のものを選びました。
株立ちというのは茎の根元から数本の茎が立ち上がっている状態を指します。
根本から一本の太い幹が立ち上がっているもの(一本立ち)より大きくなりにくく小さな庭でも植えやすいそうです。
意識して見てみると最近のお洒落なお家は株立ちのシンボルツリーが多いですね。
しかし、どんな品種でも株立ちのものがあるわけではないそうです。
ハイノキを選んだ理由
我が家は株立ちの『ハイノキ』を選びました。
漢字で書くと灰の木。
葉のつき方が下向きで元気いっぱい!というよりは涼しげで趣きのある雰囲気の木です。
元々山の中にある木のため日向より日陰の方が得意なようで北玄関の我が家にぴったりだと思いました。
他、選んだ理由は以下の通り
・常緑樹で冬も葉が落ちないこと。
・成長がゆるやかで剪定などの手間がかからないこと、狭いスペースのため大きくなりすぎないこと。
・北玄関で陽当たりに期待できないため、日陰でも問題なく育つこと。
・人と被るのが好きではないので、あまりメジャーではない木であること。
・花が咲き、実がなるため四季の変化を楽しませてくれそうだと期待したこと。
デメリットとしては成長が遅いため、ある程度の大きさのものはお値段がお高めだということ。それから夏の暑さに弱いため夏の水やりはこまめにすることを営業さんからは伝えられました。
ハイノキは水捌けの良い土が好きだけど水もたくさん欲しいんだって。
植えてから一年以上経ちますが、夏も無事に乗り切ってくれました。
夏は早朝と夕方の2回水やりをやっていました。(サボった日もあったけれど)
シンボルツリーの周りにお花も植えてあるので水やり自体は習慣化できて良かったです。
ハイノキについては別記事で詳しく書いています。
自然石を選んだ理由
外構計画を始めたばかりは全面コンクリートにするつもりでした。しかし相見積もりを他の業者さんに取った時の提案されたパースに乱形石が採用されていて一目惚れ。
実際に外構を頼んだ業者さんに相談すると自然石に限らず、スタンプコンクリートやレンガなど紹介してもらえました。
スタンプコンクリートは自然石と比べると安価に施工でき、見た目もそこそこリアル。
しかし年月が経つと色が抜けてきてしまい、最終的にコンクリートの色になってしまうそう。レンガは安価ですが画一的な見た目になってしまってあまり好きではありませんでした。
自然石は価格は高めですが、経年変化によって錆などが出てくる可能性があるそう。
錆をプラスに捉えるかマイナスに捉えるかで好き嫌いが分かれそうですね。
僕は革製品やデニムなど経年変化大好き人間であるため自然石に惹かれました。
採用したのはオークルストーンのトリノミックスという商品。石の種類で言うとイタリア斑岩という種類らしいです。
乱形貼りではなく正方形の形のものを採用しました。
最近のお家は乱形石の方が人気だと思いますが、我が家の猫の額のようなお庭には小さな正方形の方が合っていると判断しました。
本当は実際にヨーロッパの石畳に使われていたヴィンテージの石を採用したかったのですが、価格が高いこととサンプルを取り寄せても個体差が大きく実際の届くものとの差が大きい場合も多く施工するまで雰囲気が掴めないのでリスクが大きいと営業さんに言われたので諦めました。
オークルストーンのトリノミックスは落ち着いた中にも可愛さもあってとても気に入っています!
目地に植える植物は?
コンクリートにはひび割れを防止するために目地を入れます。
目地には砂利やピンコロ石、レンガを入れたり植物などを植えたりします。
我が家は少しでもグリーンを取り入れたいと思ったので植物を植えることにしました。
4ヶ所あるうちの2ヶ所は超王道のタマリュウを植えることにしました。
自然石とコンクリートの境の目地にはクラピアという植物を植えることにしました。
経費削減のためどちらも自分で用意し植えることにしました。
タマリュウはホームセンターでクラピアは特許の関係でネット通販でしか販売していないので楽天で購入しました。
クラピアとは在来種であるヒメイワダレソウを品種改良したもので種を作らず、土と水と太陽の光でどんどん広がっていくグランドカバーに適した植物です。
クラピアは目地に植えたばかりのころは隙間が多くありましたがワンシーズンで目地をすべて埋めてくれました!
白くて可憐なお花もつけてくれます。
クラピアは冬には枯れてしまうと聞いていたため、すべてクラピアにせず
半分の目地は冬でも枯れない玉竜を採用しました。
クラピアの冬の姿はこんな感じ。
完全に茶色ではないので全部クラピアでもよかったかもしれません。
コンクリートは刷毛引き仕上げか金鏝仕上げか?
簡単に説明すると刷毛引き仕上げはザラザラで雨の日でも滑りづらい、汚れが溜まりやすい。
上の写真でも結構コンクリート汚れてますね…笑
普段は車が停まっているのであまり気になりません!ずぼら!
金鏝仕上げはツルツルで掃除しやすいが、雨の日に滑りやすい、タイヤ痕が目立ちやすい。
もうこれは見た目の好みで選んでもいいと思います。
うちは刷毛引き仕上げでお願いしました。
サイクルポートの雨樋からの水が流れる部分が汚れてしまっているのが気になりますが、概ね満足です。
雨樋の排水を砂利部分に逃してもらえるようお願いしたら、なおよかったです。
雨の日でも滑りにくいです。
家の裏側は透明のポリカフェンスを設置
現在我が家の南側は月極駐車場で陽当たりがとても良いです。
南側にあるリビングへの採光を確保したかったため、駐車場との仕切りには霞ポリカのフェンス(LIXIL フェンスAB YT1型)を設置しました。おかげで視線は遮りつつ、採光を確保することができました。
また浸水対策として我が家は基礎の高さを高くしてもらっています。そのため耐震強度を考えた場合フェンスの高さが足りず、外から部屋の中の大人の頭が見えるようになってしまいました。
そこでリビングの掃き出し窓にレースハニカムシェードを設置してもらい普段は頭が隠れる高さまで下げて生活しています。
外構営業さんからの提案でしたが、この案とても良かったです。
ボビポストはアウトレットで買うべし
外構を考え始めた時にすぐに決定したのがポストでした。
僕も妻も一目惚れしたボビポストです。
外構業者さんに用意してもらう予定でしたが、アウトレットサイトを見つけそこで購入しました。
業者さんによっては施主支給出来るか分からないため事前の確認が必要です。
傷があるためアウトレット販売されていましたが、ポストは外で使うものですし、すぐに傷がつくので全然気になりませんでした。
すべてのカラーが揃っているわけではありませんが、商品の更新も早めだったので逐一チェックしているとお目当てのカラーをお得にゲットできるかもしれません。
我が家はボビポストとボビラウンドをアウトレットで購入しました。
まとめ
一般的に一条工務店での家作りは自由度が低いと言われます。
私達夫婦的には選択肢が多すぎず選びやすかったためそれほど不満は感じませんでした。
それに対して、外構は完全にゼロから考えたため大変でしたが、自由に決められる楽しさも味わうことができました。
金額面の合い見積もりも大切ですが、自分にはないアイデアを得るという意味でも何社か外構業者に相談してみるといいかもしれません。
外構迷子の皆様に何か参考になる部分があれば嬉しいです。
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